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  • 執筆者の写真mom mom

産後の骨盤調整について…(妊娠出産にかかる身体への負担)

こんにちは、整体院mommomです。

今回は妊娠から出産、産後を経た身体にかかる負担を確認していただきたいと思います。

男性には一生経験のできない事ですので当記事に一度目を通していただき、妊娠出産にかかる身体の負担を少しでも理解していただければと思います。



妊娠から出産にかけて骨盤には大きな変化が起きます。


普段は身体を支える為に骨・筋肉・靭帯でガッチリ固められている骨盤が、

リラキシンというホルモンの作用により出産に向けて骨盤周りの靭帯が徐々に緩んできます。そして産後2~3日でリラキシンの分泌が無くなり約6ヶ月~1年掛けて緩んだ靭帯が戻る様な仕組みになっているとされています。


この妊娠~産後における身体への負担を整理してみます。

  • 骨盤の緩みによる身体への負担の増加

  • 胎児がお腹で大きくなる事による体型の変化

  • 体型の変化に伴う姿勢の変化

  • 約10キロ前後体重が増える事による負担の増加

  • 出産による心身へのダメージ+疲労

  • 3時間おきの授乳による睡眠の質の低下

  • 子供第一の生活になる事によるストレスの増加

  • 寝不足やストレスによる疲労の蓄積

  • 授乳時の前傾姿勢による腰~骨盤への負担

  • 立ち座りの回数が増える事による腰~足への負担頻度が増加

私がザッと思いつく限りでもこれだけの負担がかかっていると思われます。

こうして考えてみるとむしろ調子を崩さない人の方が珍しいのでは?と思ってしまう程、様々な要因がある事がわかります。


箇条書きにした負担をそれぞれ少しずつご説明します。


骨盤の緩みによる身体への負担

骨盤が緩むという事は身体の土台が安定せずグラつく身体全体を周囲の筋肉で支え

行動する様になります。

横になっている時以外は常に筋肉が働いていないといけない状態になりますので、

知らぬ間に腰周りへの疲労は蓄積されやすくなっています。


胎児がお腹で大きくなる事による体型の変化
体型の変化に伴う姿勢の変化

お腹が大きく出る事により重心が前に向きますが、前傾姿勢では行動は出来ません。

そのため後ろ側に重心を寄せる姿勢になり腰を反った様な体勢で動く事になります。

この状態は階段や下り坂等の際に特に腰への負担が大きくなります。

足元が見づらい為手すりなどを利用するなどしてゆっくりと行動しましょう。

パートナーなど頼れる方が近くに居る場合は肩などを借りても身体への負担は軽減します。


約10キロ前後体重が増える事による負担の増加

妊娠から徐々に体重は増えていきますが標準で大体10キロ程増えます。

身体が重くなる事による負荷の増加ももちろんですがその重さの大部分がお腹に集中しますので、非常にバランスの取りづらい身体になっています。


出産によるダメージ+疲労

出産に関しては陣痛~出産にかかる時間に個人差が大きく、また普通分娩と帝王切開とでも身体への負担の大きさは異なります。陣痛から出産まで48時間掛かってしまうなんて事もありますので、出産を終えた身体は心身共に非常に疲弊します。

その上で出産直後の身体の状態は骨盤が一番大きく開いた状態になっていますので、無理をすると非常に痛めやすいです。

帝王切開の場合は普通分娩より骨盤の開きは少ないものの、傷口が完全に塞がるまでは骨盤のケアが難しくなります。


3時間おきの授乳による睡眠の質の低下
子供第一の生活になる事によるストレスの増加
寝不足やストレスによる疲労の蓄積

平均して生後2ヶ月~3ヶ月の間は昼夜問わず2~3時間おきに赤ちゃんへの授乳をしなくてはなりません。昼はまだ大丈夫でしょうが夜は今まで一人でゆっくり眠れた状況から、コマ切れ睡眠を余儀なくされるので非常に疲れが溜まりやすいです。

また眠りについてすぐに起こされる事を繰り返すとストレスも多くかかります。

授乳だけでなくおむつ交換や泣けば抱っこなどしたりと本当に24時間子育てをしている状態になりやすいです。

今まで出来ていた家事や趣味が出来ないストレスや睡眠不足が重なりやすいので疲れを癒す時間の確保が難しくなります。


授乳時の前傾姿勢による腰~骨盤への負担の増加

授乳の際の姿勢は赤ちゃんを抱っこした状態で背中が丸まった同じ体勢でしばらくいなければならないという負担の大きな状態になっています。

まだまだ骨盤が緩んだ状態なので腰やおしり周りなどを非常に痛めやすいので、授乳中に体勢がきつくなったりした場合は無理せず体勢を変えたり、背もたれやクッションなどを利用し身体の負担を減らすように心掛けましょう。


立ち座りの回数が増える事による腰~足への負担の頻度が増加

赤ちゃんのお世話をするにあたり、立ち座りの回数がかなり増えやすいです。特に和室がメインのお宅では床に座る事が多いのでイスからの行動に比べて負担が大きくなります。

子守りをしつつやらないといけない事が多い場合はベビーベッドに赤ちゃんを寝かせるなど少しでも床スタートのタイミングが減らせると腰~足に負担がかかる頻度が減らせますが、赤ちゃんが動く様になるとそうも言ってられない状況にもなります。

ベビーサークルを使ったり多少泣くのは仕方ないと割り切るなど状況に合わせて上手に付き合っていくしかないと思われます。



と、身体にかかる負担について説明していきましたが、私が子育てに参加して妻の状況などを見ながら感じた事を書いています。

記事の関係上負担のかかる部分ばかり書いておりますが、私は子育てしていると大変さと同等以上に癒しを子供からもらえます。

子育ての大変さを家族で負担し合い、子供からもらえる癒しはみんなで享受できるのが一番いいなぁと感じます。


当院での骨盤調整は骨盤自体へのアプローチももちろんしていきますが、周りの筋肉の疲労・コリを取り除いていく事で本来の位置・状態に戻ろうとする骨盤の手助けを同時に行います。

産後の骨盤調整は一般的には2~3ヶ月から半年以内に受けるのが良いとされていますが、分娩時の傷が癒えていない状態で骨盤調整を受けると強い痛みが出たり傷が開いたりする場合も有りますので、焦らずまずは傷をしっかり治すようにしてください。


また当院では産後の骨盤調整をはじめ、妊娠中における施術も承っております。

身体へ大きな負担がかかり続ける期間に、痛みを我慢せず無理なく少しずつ整えて

親がストレスや疲労を溜めこまない様にする事もお腹の中の子、産まれてきた子へのケアになるのではないかと考えています。

お子様連れでのご来院も歓迎しておりますので、お気軽にご相談ください。

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